LA GALERIE DES NAKAMURA

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Doris Voetter "Mindless Pleasures"

ドリス・フェター "マインドレス プレジャーズ"

2006年9月22日(金)ー10月9日(月)12:00-19:00 / 木曜日休み
レセプション:9月22日(金)18:00-20:00

ドイツ人の女性作家 ドリス・フェターの展覧会をご紹介致します。
彼女は現在、文化と芸術の古都スコットランドのグラスゴーで制作活動を行っており、日本での作品発表は今回が初めてとなります。

ドリスは、既視感を抱く花柄など匿名性の強い図像を作品のモチーフに大胆かつ繊細な外的要素を際限なく加え、
人を感傷的にする褪せた色彩や複雑な層から 愛らしさの裏側に潜む小さな記憶、孤独、渇望を
ポエジーで純粋な感性によって掬い上げます。

その視線は、様々な人の生きる場所やその国のもつ文化・歴史、想いや夢、欲望などの背景に通底する
ノスタルジーや精神性をテーマに、私たちが心奪われる理想概念の中でふと見落とされた
身の回りの思いがけない喜びを見据えています。

近作"Mattress Elegies"では、支持体の上でバランスとリズムを持って配置された花柄のペイントとダメージのレイヤードが、
崩れた壁面や古道具との領域に自然に結合し境界が無化されています。
それはまるでスペースに浸透した広がりある平面のように、通常の二次元絵画における相互作用からは面白くかけ離れ、
隆起し開花するパターンの輪郭からは凛とした存在の永遠性も見え隠れします。

本展は近年の多岐にわたる表現手法による全体像と東京での即興的なアートワークで構成。
ネガティブな言葉と対になるMindless(愚かな/不注意な)にPleasures(喜び)を組み合わせたタイトル"Mindless Pleasures"には
互いを否定する曖昧な多義性を込め、おぼろげなイメージと空間の特殊性が幻想的にクロスオーバーします。