LA GALERIE DES NAKAMURA

オードリー・フォンドゥカヴ個展

Audrey Fondecave Solo Exhibition

オードリー・フォンドゥカヴ
"Où va la goutte d'encre tombée dans la rivière? 川に落ちたインクの滴はどこに行ったの?"

2018年3月17日(土)ー 4月1日(日)12:00ー18:00 / 月・火曜日休み
アーティストレセプション:2018年3月17日(土) 17:00ー19:00

このたび、ラ・ガルリ・デ・ナカムラでは 3月17日(土)から 4月1日(日)までオードリー・フォンドゥカヴの個展 「Où va la goutte
d'encre tombée dans la rivière? 川に落ちたインクの滴はどこに行ったの?」を開催する運びとなりました。
本展では、オードリーが見るガーデンをテーマに、岩絵具や天然素材で描かれた最新の抽象画をインスタレーション作品と合わせて
自然光のギャラリー空間へ展開していきます。

フランス生まれのオードリー・フォンドゥカヴは、2001年に日本に移り住み、以来長きにわたり東京で意欲的に表現活動を続けています。
初期の展示では、西洋の古典絵画や寓話など、身の回りの情報や既存の価値から別のイマジネーションを導き出し、ペインティングや
コラージュ、インスタレーションなどの多彩な表現形式を用いながら全く新しいアイデンティティを発表してきました。
彼女の大胆でグローバルな視点は、今日が持つ依りどころのない窮屈なイマジネーションを大きく広げ、未来を明るく受け入れる朗らかな
スピリッツに溢れています。

17年にわたる日本での環境や経験は、彼女に多くの心境の変化をもたらし、制作スタイルにも一層自由で新鮮な試みが多く見られるように
なりました。 近年は、これまでのヨーロッパ的なアプローチのみにとどまらず来日前に影響を受けた東洋哲学にもふたたび関心を寄せ、
自然物や心的現象をモチーフとした、より抽象的な要素も作品に多く見られるようになりました。
新作は、まるでカオスとピースの境界をなぞるように、感じると考えるのバランスを保ちながら描かれ、画中の柔らかなニュアンスは、オーガニック
な色彩と繊細な筆致、フィンガープリントのフィジカルなアプローチも心地よく溶け合い、詩的かつクールに表現されています。
展覧会タイトル 「Où va la goutte d'encre tombée dans la rivière? 川に落ちたインクの滴はどこに行ったの?」は、オードリーが
幼少期に長く抱いていた素朴な疑問からつけられました。 川に落ちたインクの軌跡という果てしない不可視な様相を辿ること、そのイメージ
には世界を素直に受け入れ、先入観無く見つめ直し、無限の深い層に自身をゆだねたいという今の心のありようが重ねられています。
彼女のまなざしによるインスピレーションは心地よい仄かな光を発し、鑑賞者に純粋で静逸な深呼吸の時間を与えてくれるでしょう。

本展示では、天然木と真摯に向き合い、木の美しさを活かした端正で柔和な作品をうみだす注目の木工家・川合優とオードリーのコラボレーション
作品も展示いたします。 天然木を起点とし自然に思いを馳せた二人のコミュニケーションをぜひご高覧ください。